米国の大学と大学院を卒業して、研究員として働いていた聡は、日本の大学に助教授として赴任してきた。東都大学は日本でトップクラスの大学であったが、そこは、権力に目のくらんだものたちに支配されていた。聡は、世界的に有名だが不遇を囲っている板倉助教授とともに権力者たちへの戦いをいどむ。 少し過激な内容というひともあるが、この本を読んだ多くの大学人は、事実は、これよりももっとひどいと指摘している。